■安倍首相のただの人気取りに使われているだけ?
*9/28 安倍首相を『阿部』と表記していましたので修正致しました。
先日の安倍首相の経済財政諮問会議で出た、実質的な携帯代金引き下げ要求によって3大キャリアの株価が一気に落ちましたね^^;
各キャリアのそれに対する対応は、基本的には批判的。
現状は世界と比べて、安いとの見解も出てきました。
色々なメディアでこの件については語られたので、2番煎じもいいとこでしょうが、今回はこの件について、私の持論を語ってみたいと思います。
■実際に携帯代金は高いのか?
まずは安倍首相の発言にあった『携帯料金等の家計負担の軽減は大きな課題である』を読み解くと、携帯料金が高いとは言っておらず、家計の負担になっていると言っています。
しかし、3大キャリアのコメントでは、『世界に比べて安い水準だ』とか、お客様にかなりサービスをしているなどの発言があり、総理の話と大分食い違っています。
実際にはどちらが正しいのでしょうか?
どこかの研究所の話だと、携帯料金は全体の支出の5%近くになっているようです。
この5%を例に挙げて金額を出してみると・・・
仮に毎月20万円を使う家族の場合、10,000円分に相します。
こう見ると、確かにそんなに多くは無いのかな?と思います。
しかし、携帯の料金は3大キャリアで使用している場合、一人当たり7,000円程度が平均と言われています。
家族3人が使えば、21,000円にもなり、毎月20万円の支出の家庭では10%以上になることになります。
さらに家族が多い家庭であれば、支出はさらに増え、家計を苦しめていきます。
なら携帯を止めたらいいでしょ?なんて意見も聞こえてきそうですが、現状小学生、中学生ですら携帯を持っている時代です。
止めることでのリスクが多すぎるのが現状です。
このように考えれば、現状の携帯料金は高いと言わざるを得ません。
■なら料金を減らすことは簡単なのか?
家計に対して高すぎる料金をもらっているんだから、キャリアは儲けすぎている。
だからもっと料金を下げるべきだ!
今回の安倍首相の発言を乱暴に解釈すると、こんな形になるでしょうか?
実際に利益を得ているのは、会計を見たら分かるので儲けてはいるのでしょう。
しかし、私はだからと言って料金の値下げは厳しいと思います。
理由は簡単で、『実際の利益は携帯料金とは異なるから』
携帯料金が毎月7,000円の支出であった場合、2年間で合計168,000円です。
この数字だけ見るとかなり高価に見えます。
しかしこの中には、最近発売されたiPhone6Sのような機体代が含まれ、その場合は、機体代が約9万円になります。
実質的は支払いの内訳は、『機種代+通信費用』ですので、機体代を定価でキャリアが右から左に販売してたとすると、通信費用分は7万8000円となります。
この7万8000円を毎月分にならすと、月々3,250円。
iphoneを定価で右から左に販売していると仮定すると、予想以上の低価格になります。
この料金で高速データも使え、電話も掛け放題・・・・
iphoneを定価で右左なんてしていないでしょうから、もっと利益があるはずですが、それでも思ったよりは高くない費用になっています。
なので、ここから下げることはちょっと難しいように思えます・・・
全体の料金の半分程度を占めるであろう機種代は、販売メーカーに値交渉が必要です。
また、3,250円から頑張って10%割り引いてもたったの325円^^;
企業からしたら10%の割引はかなりの努力ですが、消費者からしてみたら、たったの325円にしかならず、7,000円だった携帯料金が、6,675円にしかなりません・・・
これでは家計を助けるなんて無理な話です・・・
企業はかなりの痛手を受けたのに、消費者はあまり恩恵がない。
これではどちらも良い事がありません。
■【提案】機体の抱き合わせ販売をやめたらいい
ここで私の提案なのですが、3大キャリアはスマホ端末との抱き合わせ販売を止めたら良いと思います^^
そうすれば、現状の価格よりも半額近くに費用を抑えられるはず。
実際に現状の格安スマホはそのように売っています。
先ほどの例で計算しなおすと、毎月が7000円、2年間で16万8000円。
機体の仕入れ値が60,000円だとすると、通信費用での利益は108,000円。月にならして4,500円をお客からもらえば、今までと同じ収入になることになります。
こうすれば、ほら7,000円だった費用がたちまち4,500円まで下がりました^^
毎月2,500円も値下げが出来たことになります。
これなら安倍総理も大満足なことでしょう^^
年間ベースで30,000円も支出を減らした、価値ある提案になります。
■そもそも機種と一緒に買う習慣がおかしい
上記の計算って機種代金ないから安くて当たり前じゃん!
なんて思っている方は多いでしょう。
私も分かっていて書いているからその気持ちは当然です^^;
私は機種とSIMを一緒に買う習慣がそもそもおかしいと思っています。
その習慣のせいで、まだ使える機体を捨てたり売ったりして新しい機体を買う習慣になってしまっています。
例えば今回のiphone6Sに乗り換えた人で、それまで使っていた機体が使えなくなったという理由で変えた人はどのくらいいるでしょう?
使える機体を自分でやめておいて、新しい機体を買う。
そしてその機体代が携帯料金に入っているのを忘れて、携帯料金が高いと文句を言う・・・
それを真に受けた首相が『携帯料金が高い』と言う・・・
現在はこんな状況になっているのではないでしょうか?
携帯はPCやテレビのように扱われるべきだと私は思います。
壊れるまで使いこなす人もいれば、最新機種が出たらすぐに変える人もいる。
そんなの個人の自由ですから、自分のおサイフと相談して買えば良いのです^^
そしてそれは『携帯料金』には入れないこと。
他の業界を例に挙げますが、テレビだって、NHKの料金を払い視聴しますが、その金額の中にテレビ本体の値段は入っていないですよね?
携帯が無ければ、いくら費用を払っても通話出来ないのと一緒で、テレビだって本体がなければNHKにいくらお金払っても見ることが出来ません。
これがNHKがテレビを売り始め、通信料に入れてきたらきっと高いって文句を言うようになると思います^^;
それを同じ感覚で携帯を扱うようにすることが、私はベターだと思っています。
■実際には高くはないが、高くなるように設定されている
私の意見をまとめると・・・
・携帯の料金はかなり高くなっている
・実際には、『機種代』と『通信料』に分けられる
・キャリアは『通信料』は下げられるが、機種代は無理がある
・『通信料』を頑張って下げてもあまり効果が無く、誰も得をしない
・よって今のままで通信料を下げるのは大変
・だったら機種と抱き合わせ販売をやめたらいい
・私は抱き合わせ販売はおかしいと思っている
以上です。
こうして見てみると実際には高くない料金が、高くなるように設定されているのが現状であることが分かります。
これはキャリアが利益を得るために意図的に行っているのでしょうが、それをまともに受け取り、正直に買う消費者にも多少の問題があるとも思っています^^;
■だから格安スマホを薦めています^^
現状そのシンプルな仕組みが出来るのが、『格安スマホ』です。
SIM(キャリア)と機種(SIMフリー機)を別に買うことで、余計な費用を払わなくて済む仕組みの格安スマホは、理想の形のように見えます。
現状格安スマホが安いと言われていますが、それは機種代金が入っていないから。
実際に3大キャリアが取り扱う良い機体を、格安スマホで利用すれば、月々4,000円~高い機種だと5,000円程度になります。
これでも3大キャリアに比べたら安いのですが、通信品質やアフターフォローなどを考えれば、3大キャリアも妥当な金額に見えます。
しかし、自分で選択が出来、縛りなどが少ない格安スマホは、もっと認知され理解されるべき存在ではないでしょうか?
■まとめ
今回はちょっとお堅いことを書き、そしてすべて持論なので、間違ったことを言っているかもしれません。
こういった考えもあるんだと捉えていただき、ご自分の考えの参考にしてください^^
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