■格安スマホにして損をしました・・・
先日お問い合わせフォームを設置して方、ポツポツとメッセージを頂ける様になりました。
温かいメッセージから、ちょっと・・・ってメッセージまで色々ですが、ブログを書いていると、どうしても『私からあなた』の一歩通行になってしまうので、色々なご意見を頂けるのは嬉しく思います。
そんな中で、先日このようなメッセージを頂きました。
~メッセージの内容を抜粋~
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mihohime様
いつも楽しく拝読させて頂いております。
さて、先日私も格安スマホのデビューを致しました。
これで、毎月の支払いも浮いて生活が少しは楽になる。
そんな風に思っていたのですが、実際にはマイナスになりそうです。
その理由は・・・・
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このような感じのメッセージで、格安スマホにしたのにも関わらず、
『損』をしてしまった方からのメッセージを頂きました。
その後、数回のやり取りをさせて頂いた結果、
自分の経験を、多くの人に伝えて欲しいとのことでした。
私もとても参考になると思い、またこういったこともあるんだと教えて頂けましたので、こうやって記事にすることを決めました。
メッセージには、ちょっとプライベートなことも書いてあるので、
全文の紹介は出来ませんが、今回は、皆さんにもこの貴重な体験を共有してもらいたいと思います。
■無料通話が無いのは知らなかった・・・
今回のメッセージを送ってくれた、『ママ』さん(ニックネームです)は、
10年以上続けていた、『ガラケー』から、月々の支払いが少なくなると知って、
『格安スマホ』に移行した、50代の女性の方です。
特に不自由は感じていなかったのですが、テレビCMで広告をしていた、2,000円台で使える格安スマホに、興味が沸いたとのことでした。
ほとんど使わない携帯代に5,000円はもったいない。
格安スマホに切り替えた際は、そんな気持ちだったと書いてありました。
さて、そんなママさんは、格安スマホに『無料通話』が無いことを知らずに、契約をしてしまったようです。
ガラケーをお使いの方や、前に使っていたかたはお分かりでしょうが、ガラケーってプランによって、いくらかの『無料通話』がありますよね?
参考までのドコモのガラケープラン
https://www.nttdocomo.co.jp/charge/bill_plan/plan/value/より引用
このように一番安価なプランでも、1,000円分(最高25分)の無料通話が付いてきます。
ですので、『無料通話は付いてくるのが当たり前』
そんな風に思っていたようです。
ママさんは、この勘違いに加え
『格安スマホは安いから、そんなに無料通話は無いだろう。
「きっと無料通話分は最も少ないプランの20分程度」なんだろう・・・』
とそんな風に思い込み、
月に20分程度の電話をしました。
そして、その月の請求書を見てびっくり!
通話料が1,000円近くにもなっていたのです。
この10年ほとんど無料通話だけで済んでいたママさんは、
本当にびっくりしたそうです。
■問題1、格安スマホやキャリアのスマホには『無料通話』は無い
スマホを使ったことがある人ならお分かりでしょうが、スマホのプランには『無料通話』はありません。
これは格安スマホだけではなく、ドコモさんやauさん、ソフトバンクさんのスマホのプランでも同じです。
その代わりに、毎月2,700円を支払って、無制限での通話が出来る
『カケホーダイ』ってプランが最近出てきました。
しかし、その『カケホウダイ』も格安スマホにはありません。
ですので、通話した分はそのまま料金に反映されます。
私は、多くの方がこのことは知っていて当たり前だと思っていたので、
ちょっとびっくりして、お話を聞いていました。
ママさんのように、知らない人もいるでしょうから、
この事実をしっかりと理解しておくことをおススメします^^
■無料通話が無い分の打開策は・・・?
このように紹介するだけでは、私のブログの意味がありません!
ですので、私なりの打開策を公開したいと思います。
1、無料で通話出来るアプリを使う
2、通話費用を半額にするアプリを使う
この二つを提案させて頂きます。
1、無料で通話が出来るアプリを使う
今は当たり前になった『LINE』ってアプリはご存知ですか?
ネットの回線を使い、無料でメールが出来たり、通話も出来てしまう、すごいアプリです。
このアプリを使い通話をすれば、実質0円で通話がすることが出来ます^^
ただ問題点がいくつかあります。
・LINEに登録した人同士じゃないとメールも通話も出来ない。
・回線を使うので、『パケット』は使用をしてしまう。
・110や119などの緊急電話や、固定電話などへの通話は出来ない。
・回線が安定しないところだと、通話の品質ががた落ちする。
LINEはインターネットを利用したサービスで、電話とは似ていますが異なります。
ですので、電話なら当たり前に出来たことが、LINEでは出来ないってことが多くあります。
また、無料だと思いガンガン使ってしまうと、
『パケット』の使い過ぎになってしまいます。
パケットは使いすぎても、追加料金が発生することはありませんが、
来月に高速通信分が復活する、もしくは追加金を払って通信料を買わないと、
通信速度が使うのに支障が出てしまうくらいに遅くなります^^;
また、ネットの回線が安定しないところだと、通話の品質ががた落ちで、
ほぼ会話が出来ないって場所も多々あります。
ちなみに、固定電話などにも電話は出来ませんし、登録していない方にも電話もメールも出来ません。
ですので、使い方としては、普段多く電話をする、家族やご友人と、
LINEの登録をしておき、普段の通話はLINEで行う。
固定電話への発信や、緊急電話は携帯の電話を使う。
一般的な方の通話は、家族や友人への通話で8割以上を占めると言います。
このような使い分けだけでも、かなり通話料は減らせます^^
また、自宅などで無線ランがある方が多いと思いますが、
その無線ランを使えば、ほぼ無料で電話をすることが可能になります。
*LINEの詳細はこちらのLINEのHPでご確認下さい。
2、通話費用を半額にするアプリを使う
LINEを使用出来ない、固定電話などへの通話を半額に出来るアプリがあります。
それがこちら。
楽天でんわHPより引用
私のブログで何度も紹介しています、『楽天でんわ』です^^
このアプリを使用すると、番号もそのままで、
純粋に通話料を半額にすることが出来ます^^
また、回線も通話の回線をそのまま使用するために、通話品質の問題もありません。
スマホの電話帳に登録してある電話番号もそのまま使えます。
このアプリに関しては、特に問題が見つかりません。
このアプリを使って通話をすることで、通話料が半額になります。
先ほどのLINEと合わせると、かなりの節約になりますね^^
登録などは以前に記事を書きましたので、そちらからご確認下さい。
■問題2、SMSは有料です
ガラケーの全盛期時代には、当たり前だった機能に、『SMS』があります。
ドコモなら『ショートメール』、IDO(現在のau)ならプチメール、Jフォン、ツーカーなら『スカイメール』(書いていて懐かしすぎます!(笑))
このように、電話番号だけでメールが送れるサービスが昔から存在し、
今も『SMS』と言った名前であります。
相手のメールアドレスを知らなくても、携帯番号さえ知っていれば、送ることが出来るので、普段メールアドレスの交換をあまりしない年代の方には、とても親しみがあるサービスです。
さて、今回のママさんは、このSMSでも多額の費用を払うことになりました^^;
今までガラケーを使っていたママさんは友人などに、
スマホに変えたら、LINEなどをしたいので、連絡を下さいね。
そんな風に言われていました。
今回晴れて格安スマホにデビューをしたのですから、ママさんは友人達に変わったことを連絡することになりました。
顔が広いママさんは、友人の数が多いので、電話での連絡は面倒だしお金が掛かるとして、メールにすることにしました。
そこで、友人達のメールアドレスを知らないママさんは、SMSを使って連絡をしました。
内容はこんな感じだったそうです。
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ママです。
ついに私もスマホデビューをしました。
まだまだ使い慣れていなくて大変ですが、
LINEなどを使って、皆と連絡を取りたいと思います。
電話番号は変わらず今までどうりなので、
皆からの連絡をお待ちしております。
あと、スマホに変えたので、アプリとかを入れたいのですが
何を入れたらいいのか分かりません。
良いアプリがあったら教えて下さい。
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こんな簡単なメッセージをご友人100人位、このあと皆さんと数回のメールのやり取りをしたのですが・・・
やはり、請求書を見てびっくりされたようです。
その額なんと、1,800円!
簡単に遅れるSMSですが、知らないと怖い仕組みになっています。
■SMSは文字数によって値段が変わります。
今までのメールだと一回いくらとか、アドレスがあるメールだと、
パケットを利用するので、無料(パケットは掛かる)だったりしたので、
気軽に使われる方が多くいます。
しかし、SMSはその送る文字数によって値段が変わるってご存知でしたか?
ドコモさんなどで、一覧表を出しています。
このように文字数により、値段が変わる仕組みになっています。
今回のママさんの送ったメールは、160文字。
つまり1通辺り、9円のメールを100通以上 送っていたのです。
更に数回のやり取りをしてしまったので、このような金額になってしまいました。
SMSはガラケーだと『無料通話』に含まれるので、値段を気にすることは少なかったと思います。
しかし、無料通話がない格安スマホでは、このSMSの値段を気にするようにする必要があります。
■SMSでの費用の対策は?
ここでの対策も2つの提案をさせて頂きます。
1、LINEを上手に使う。
2、送り先のメールアドレスを取得する。
先ほどの通話の際と、多少被りますが、こちらの提案をさせて頂きます。
■1、LINEのメール機能を上手に使う
通話の際にも紹介したLINE。
こちらは本来は、メール機能のアプリです。
このLINEを使えば、パケット分の費用でメールを送ることが出来ます。
また、ご友人達やご家族と、グループ設定をしておけば、
一度に多くの方にメールを送れます。
通話にメールと、とても便利なアプリなので、ぜひご検討下さい^^
2、送り先のメールアドレスを取得する
これが最も確実な方法です。
相手のメールアドレスを聞いたりして、そのアドレスにメールを送ります。
文字の他に、画像や動画、ワードやエクセルのファイルなど色々送れて、使うのはパケットのみ。
自宅の無線ランや公共のwi-fiポイントで接続すれば、無料で送ることも可能です^^
ただし、人数が多いと一度に聞くのは大変なので、ご友人やご家族から初めてみてはいかがでしょうか?
また、自分アドレスが分からない、もしくは無いって方は、『Gmail』がおススメです。
過去に設定方法などを記載していますので、こちらで確認して下さい。
ガラケーから移行する際には、こちらの記事が役に立つと思うので、一度は目を通してみてください。
■まとめ
以上の二つが原因で、ママさんは月々5,000円だった携帯の代金が、
先月は6,000円にもなってしまったようです^^;
しかし、今回の紹介したことを行っていれば、半額の3,000円程度で済んでいたと、計算することが出来ました。
今回の事例は格安スマホに移行したばかりで、
SMSなどを多く使ってしまったのが、そもそもの原因でしょうが、
もし、そのまま続けていれば、今後も損をしていた可能性が高かったのも事実。
折角、特に問題が無かったガラケーから、格安スマホに変えたのですから、
なるべく節約が出来るようになりたいですね^^
そのためには、ちょっとのコツと労力で、劇的に費用を抑えられますので、
一度チャレンジしてみて下さい^^
今回は、『ママ』さんのご協力で記事が出来上がりました。
本当にありがとうございました。
ママさんもこれからは、『節約女子』として頑張ってくださいね^^
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